日本レーザー医学会について

日本レーザー医学会とは

レーザーに関する医学、生物学及び工学における研究と技術の向上のため、学術大会の開催等により、医学と医療の発展及び学術交流を図り、社会に貢献することを目的としています。

専門制度の目的

レーザー医学は医学と工学の学際的部分から成り立っており、また、レーザーを扱っている診療科は多岐に亘っています。これらの横断的な基本診療科をバックグランドとする医師・歯科医師に加え、レーザー機器を取り扱う技師にも資格取得を義務付けています。医師や歯科医師がいくらレーザーの安全性を熟知しても、実際に臨床の場でレーザーを取り扱う看護師や技師のレベルアップをはからなければ、安全で確実な治療は不可能だからです。

また、レーザーを取り扱う医師の技術及び知識の向上のために、本学会の会員であってもレーザーの安全性に対する教育講習を受講することを義務付けました。各資格有効期間を5年とし、その更新には研究論文作成・学会出席・講習受講などの必要条件を満たさなければなりません。その他、レーザー医学会の会員でない方には、必ず学会に入会していただいております。入会後の経験年数によって、指導医(歯科医)、専門医(歯科医)、認定医(歯科医)2種、認定医(歯科医)1種などが決まります。

この専門制度により、本学会では医師・歯科医師・技師の育成を通してレーザー医療の安全性の確保をし、皆様により安全で効果的なレーザー医療を提供することで国民福祉に貢献しております。

レーザー専門医とは

基本領域学会(内科、外科、産婦人科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、形成外科、麻酔科、整形外科、脳神経外科)の専門医を取得した当学会M会員(臨床系正会員)が安全教育講習会を受講し、専門医に合格することが必要条件になっています。

つまりレーザー専門医とは、臨床系基本領域学会の専門医がレーザーに関する十分な知識(レーザーとその生体作用、治療の原理、臨床現場における正しい管理法と使用法など)を持ち、より精度の高い安全なレーザー医療を提供できる臨床医と位置づけています。

レーザー専門医は、広告可能な医師の専門性に関する資格名のひとつです。

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