日本レーザー医学会の40年を振り返る

　本邦でのレーザー医学は、東京大学の渥美和彦先生が1977年に創設された医用レーザー研究会を母体として始まり、1979年に本学会が立ち上げられました。そして、1980年に第１回日本レーザー医学会総会が東京で開催されました。2004年にはNPO法人化、2005年に専門医制度の開始、2009年には日本医学会に加盟しました。今回が記念すべき第40回大会となります。今回、学会テーマを「日本の未来を拓くレーザー医学」とさせていただきました。レーザー医学はこれまで日本においても順調な発展を遂げてまいりました。従来は不可能であった診断や治療を可能にするという点で、レーザー医学は大きな意義がありましたが、最近ではやや厳しい局面を迎えている分野もあります。我々には国民の皆さんに安全で効果的な医療を提供していく責務があります。レーザー医療は、これまでの知識と経験を基礎に、今後より発展して行ける可能性が多く残されていると確信しております。第40回大会においては基礎研究者と臨床家、そして企業の方々がそれぞれの専門の立場から今後のよりよいレーザー医療のあり方を充分議論していただき、レーザー医学が日本の未来を照らしてゆく一助となる事を祈念しております。

第40回総会会長

浜松医療センター　西脇由朗

歴代会長による担当学会総括

　第40回日本レーザー医学会総会において40周年記念展示を行うに当たり、歴代会長あるいは関係する先生方の一部に、主催された学会総会の総括を依頼しました。

　イーゼルに掲げたパネルには字数の制限などあるため掲載できなかったので、ここにいただいた原稿の全文を原文のまま展示させていただきます。

　歴代会長の学会にかける思い、企画の意図などをお読みください。

御協力いただいた先生方にこの場を借りて

心より感謝申し上げます。